我が家の愛車、マツダのCX-5は、ディーゼル4WD。初度登録より2年半が経過したところです。
その辺りで、
「え?もう?」
という感じで、バッテリー寿命の前兆が見え始めました。

ディーラーにてバッテリーの充電はしてもらいましたが、車検目前でバッテリー寿命を迎えてしまうのは少し早すぎる気がしたので、対策として
「アイドリングストップを強制解除」
という荒技に出ることにしました・・・
これより記載してある方法でアイドリングストップの機能は無効化できます。
手法的には、
「ボンネットが閉じられていないと認識させることによってi-stopを機能させない」
という方法です。
おそらく、
CX-5以外でもエンジン始動後にボンネットを開けてみてアイドリングストップの緑のランプが点灯しなくなる車両であれば同じ手法で解除できると思います。
i-stopには様々な動作条件があり、上記ボンネットの開閉状態も作動の判定条件に入っており、ボンネットが閉じられていないと認識すると、
車両側は i-stop準備中 になり、i-stopの機能は停止します。
実際に、エンジン始動後に一度ボンネットを開けて閉める。そしてその後走行してみると、アイドリングストップしない状態になっているはずです。
何も追加で購入することなく作業は終わりますし、やはりアイドリングストップの機能を復活させたくなったという場合でも簡単に戻すことが出来ます。
が、
作業は各自の自己責任において行ってください。CX-5のKE前期ガソリン、後期ディーゼルの両方のモデルでアイドリングストップの無効化は実験しており、問題は一切起こっていませんが、何かあった場合には責任が取れませんので。。。
Contents
i-stopの基準
マツダのi-stopシステムは様々な要因を計算しながら、i-stopさせる、させないの判断を行なっています。
例えば、
- 暖気状態
- ハンドルの舵角
- エアコンの設定温度
などがよく知られている部分です。
そして、簡単にアイドリング再始動のシステムを記載してみると、
スカイGのアイドリングストップシステムは再始動の際には圧縮状態を作ったエンジンに点火、補助的にセルを回す。
対して、
スカイDのアイドリングストップシステムの再始動の際はセルでスタートさせる。
つまり、
スカイDのアイドリングストップの方がおそらくバッテリーの負担が大きいはず。
あくまで理屈から考えた推測にすぎませんが・・・
上記理由を元に、
寿命を迎えつつあるバッテリーの延命措置としてアイドリングストップをさせないように小細工を施しました。
i-stopをマニュアル通りに停止させると?
i-stopシステムは作動を停止させることも可能です。
i-stop offボタンを長押しして、マニュアルに従って停止させると、
i-stopランプが黄色に点灯します。
ただし、みなさんがご存知の通り問題があり、
エンジンを始動するたびにi-stopが作動可能な状態に戻ってしまい、毎回毎回i-stopを停止させる必要が出てしまいます。
i-stopを強制停止させる方法とは?
アイドリングストップ、つまりi-stopの作動条件であまり知られていないもの。
ボンネットの開閉状態
この機能を利用します。
実はi-stopにはボンネットの開閉を認識する機能が付いており、
エンジン始動後ボンネットが開いたことを検知するとi-stopさせないシステム
になっています。
試しに、始動後にボンネットを一度開けてから閉めて走行してみるとi-stopが作動しなくなっているはずです。
この機能を利用してボンネットが開いていると認識させてi-stopさせない状態を作り出す。
という作戦です。
ボンネットスイッチを利用してi-stopを解除するメリット
前期モデルのCX-5に乗っていた頃に、色々とi-stopの作動条件やi-stop関連の配線などをチェックしてみたことがあります。
配線をカットしたり加工する必要がなくi-stopを停止させることができ、かつ元に戻すことが簡単というのがボンネットの開閉スイッチを利用する理由です。
前モデルのCX-5のガソリンで半年ほどボンネットから解除していたことがありますが、何の不具合も当方の車両には起こりませんでしたが、下記の情報を元にi-stopを停止させて車両に何らかの影響が出たとしても当方では責任は負えませんので各自の判断に基づいてください。
ボンネットスイッチの小細工
ここからは、自己責任に置いて作業するしないの判断をお願いします。
CX-5のエンジンルームです。
おそらく、エンジン始動後にボンネットを開けてみてi-stopが停止する車両であれば同じ構造で解除は可能です。
この右下にあるボンネットのラッチ部分にアクセスしていくわけです。
必要な工具は、
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
この程度ですw
ボンネットラッチ周辺を覆っているカバーを外したいわけですが、見えているクリップ2箇所で留まっているだけです。
マイナスドライバーなどで引き出して抜いてあげれば簡単に取ることができます。
クリップが取れたら、カバーを下にずらすようにしてあげるとカバーが外れます。
カバーが外れた状態です。
実際にはラッチにカバーが付いていますが、引き抜けば取れますので取った状態がこちらです。
ボンネットラッチが丸見えになっていますが、右側から配線が来ているのが確認できます。
これが、
「ボンネットスイッチ」
です。ここで開閉を検知させているわけです。
エンジン側からスイッチをみた状態がこの画像です。
プラスのネジ1本で固定されていますので、それを外していきます。
ボンネットラッチは外す必要はありませんので。。。
外してみたスイッチがこちら。
物理的に開閉を認識するシンプルな構造です。バネ部分を曲げたりしないように気をつけながら移動させていきます。
ここがスイッチが元々付いていたところ。ネジは振動で飛んでいくことが予想されるので、ネジはつけておかないほうが良さげです。
自分は、スイッチがどこかに接触しないように雨の影響、振動の影響を受けにくそうな場所を選んでタイラップで固定させているだけです。
プラスのボルトは絶縁テープで巻いてスイッチの配線と一緒に巻きつけて保管させているのでなくなることはありません。
この状態で、
カバーなどを元に戻してあげると、
「i-stopランプが点灯することが無くなります」
ボンネットが開いていた、開いているということを認識してアイドリングストップをさせないようにしているだけなので、お金をかけてキャンセラーなどを取り付けるよりもリスクは少ないはずです。
万が一、
アイドリングストップを元の状態に戻したくなった場合でも、スイッチを元の位置に戻すだけですぐにアイドリングストップする状態に復帰します。
これが大きなメリットです。
小細工後はアイドリングストップしなくなります
挙動としては、マツダコネクトのモニター画面上では、
アイドリングストップの項目には、
「準備中」
と表示されます。
もちろん、メーター内に警告灯類は点灯することはありません。
なにせ、ボンネットが開けられたことを検知してアイドリングストップさせないようになっているだけですから!
まとめ
i-stop
アクセラから始まった素晴らしい技術だとは思います。
ガソリンエンジンだからこそ圧縮状態での点火で再始動。理屈上はセルは使わなくても大丈夫なシステム。
ディーゼルはその概念から少しそれてしまっていてセル頼みのアイドリングストップ。。。
バッテリー価格が15000円です〜。
とかいうレベルなら小細工はしないんですけど、3年持たずに3万超えは痛すぎますw