うちの実家は標高が高く、寒く、雨が多い。
というキャブにはあんまり良くない地域なので、帰るたびに調子が悪くなり「ボコボコ」してたりすることが多いんですが、
それは「予測している範囲内」なんでそれほど問題ではないんです。
先日、思っているよりも気温の高いコンディションにもかかわらず、エンジン不調に陥ることがありました。
「それも自動車専用道路上で・・・」
京奈和自動車道走行中 気温7度
京奈和自動車道を夜の10時ごろに和歌山方面に向かってTW225で走行していました。
高野口を超えたあたりのところからでしょうか・・・・
「なんとなくカブってるようなガス欠のような雰囲気が漂ってきました」
「ガポガボ」
メーターを確認してみると、ガソリンの残量はおそらく2ℓ程度は残っているであろう走行距離でしたのでガス欠ではおそらく無いはず・・・
やばそうな気がする!
後続車両は2台あります。おそらく軽自動車のワゴンRともう一つ後ろに一台。とりあえず、次の出口で一度確認しておこうかなーと思っていた矢先でした。
「パスパス・・・プス」
減速し始めました。。。こうなったら端に寄って止めるしかなかったので広めのスペースがあるところまで無理やり粘って停車させました。
症状はほぼガス欠の症状
停止してメーターを見てもまだガソリンは間違いなく残っているであろう距離で、燃料コックもリザーブに入るかなーと思っていたのでしっかりとリザーブの位置に回してあります。しばらくはガス欠かカブっているような症状のままアイドリングできていたんですが、
「プスン」
止まっちゃいました。。。
とりあえず30秒ほど放置してエンジンを掛け直してみます。
「キュルルル、パパプスパパン」
なんとかかかりました。ただ、まだカブっているような感じですがアイドリングはできるようになっていました。アクセルを操作してみるとなんとなくいけそうな雰囲気です。とりあえず、後続車の減っているタイミングで走行開始し、なんとか無事に京奈和自動車道を降りることができました。
降りて念のために明るい場所でオイル量を確認しておきましたが問題ありませんでした。5分ほどコンビニでエンジンを停止して時間をおいてエンジン始動してみると普通通りのコンディションに戻っていました。
とするとキャブのアイシングしかないな・・・
気温は7度とはいえ夜間の自動車専用道路ですので走行速度もある程度は出ています。天気も雨が降り出してもおかしくないかなー?って感じの湿度がありました。さらにスカスカなので風も通り放題でキャブの周りに寒さを防ぐものは一切ない環境。
気温、走行速度、湿気、エアクリーナーがパワーフィルター 4つ揃ってアイシングが起こったような感じかもしれません。
キャブレターのアイシングとはざっくり言うと、キャブレターからエンジンに送られるはずの混合気がキャブレター内で冷えてしまい、必要な燃料がエンジンに送られなくなる症状。
今後の対策を考えてみると・・・
TW225にはキャブヒーターはついていませんし、スカチューンなため風を防ぐものがありません。。。一般道では和歌山県の気温ではほぼ不要かと思うんですが、冬場の京奈和自動車道を走行する可能性はあるので、方法としてはエンジンの熱をキャブに伝えるようにするような太い線を増やす、アーシングみたいな感じで考えます。