モバイルバッテリーからのUSB給電で作動するETCを作ってみた

USBで駆動しているETC バイク全般

先日からどうにかしてETCをUSBで作動させたい!

と思い立ち、実際に実験してみることにしました。

そのアイデアとは、

5V-12Vの昇圧ケーブルを使い、USBの5VからETCの作動する12Vへ変換することで、USBから電源をとってETCを動かそうというアイデアです。

USBでETCを問題なく作動させることは可能でしたが、使っているETC車載器は四輪用のETCとなりますので、もしご自身で試される場合には自己責任において試していただきたいと思います。

5V-12V変換ケーブルを買ってみた

実際に購入してみた5V-12Vの変換ケーブルはこんなパッケージ。

5V-12V変換アダプター

購入した5V-12V変換ケーブルは、長さが1.5mもあるようでどちらにしてもカットして使ってみるつもりですが、DCプラグを活用しようと思うのであれば購入する際に長さには気をつけたほうが良さそうです。

5V-12V変換ケーブル

自分がこの5V-12V変換ケーブルを使って試してみたいことは・・・

  • しっかりと12Vに変換されているのかどうか?
  • USBから12Vに変換した電源でETCが動くかどうか?

この2点。

とりあえず、配線の状態がどうなっているのか?チェックしてみます。

5V-12V変換ケーブルをカット

中国製の若干頼りない細い配線ですが、2芯で間違いなく赤がプラス配線、黒がマイナスとなっていました。

5Vから12Vに変換されているのか確認してみた

それでは実際にUSBから給電し、5Vから問題なく12Vに変換されているのかチェックしてみます。

ポータブルバッテリー

家の中に転がっていたモバイルバッテリーから電源をとって確かめてみました。

さて、どうなるのか・・・

5V-12V変換ケーブルの電圧

なんと!

当たり前なのかもしれませんが、テスターに表示されている数値は

12.43V

問題なく5Vから12Vに変換されているようです。

しばらく繋いだままで様子を見ていましたが、電圧が不安定になっている様子もなく、12V付近で安定した数値を叩き出しています。

5V-12V変換ケーブルのテスタ

一体型ETCが手に入ったのでUSBから給電するタイプに加工してみた

格安で入手できた一体型ETCは、10年以上前のモデルだと思いますが、パナソニックのCY-ET800Dというもの。

CY-ET800D

ジムニーに乗っていた頃に使っていた記憶があります。

念のために12Vで通電確認しておきますが、問題なく音声案内まで確認が取れます。

これを5VのUSBから昇圧アダプターを介し、12Vに変換して使えるように加工していきます。

ETCと5V-12V変換アダプターの配線加工

ETCとUSBの配線は長すぎるので、使う配線はほぼ5V-12V変換アダプターとしてできる限りつなぎ目をETC本体のカプラー部分に持っていき、繋いでいる感を見せない方法をとります。

長めに作って余らせておくよりも、短めに配線を加工して長さが足らない場合のみUSB延長ケーブルなどで伸ばしてあげる方が使い勝手はいいはず。

ETC本体をカット

ひとまず思い切ってここまでETCの配線をカットしてみますが・・・

まだまだ長いようです。

被膜を向いたETC配線

ETCの配線の被膜を剥いてカプラーのできる限り近い位置でカットして繋ぐことにしてみます。

熱収縮チューブ

つなぐ前に適切な太さの熱収縮チューブを10cmほど保護の意味合いもかねて。

Yに配線をつなぐ

配線をつなぐ際、自分はハンダゴテは使いません。

まずはETC本体の配線、5V-12V変換ケーブルのマイナス側の黒い線同士を結線していきます。こちらは1本同士です。

細くて弱い配線はハンダゴテで接続した部分の横で断線したりするので自分は、

こんな形で、1本の配線を二つに分け、

配線を2本に分けてつなぐ

二つに分けた配線をそれぞれ捩る。そしてその捩った配線2本をさらに捩る。こうすることで通常よりはるかに強度のある捩りが完成します。

かなり強く繋ぐことができるので、下手にハンダゴテをするよりも安心感があります。ホントおすすめです。これ

この上からマイナス側には絶縁テープで下処理をしておきます。

結線中

次にETC本体側の配線、赤、黄色の2本。常時電源とACC(アクセサリ電源)の2本を束ね、5V-12V変換ケーブルの赤線(プラス)と接続します。2本と1本でちょっと仕上がりが悪くなりますが、カプラー付け根のカバーで隠れてしまうので最終的には見えなくなります。

2本と1本

それぞれを捩った後、まとめて捩っておいた状態の上から

熱収縮チューブで処理

前もって通しておいた熱収縮チューブで補強していくと・・・

熱収縮チューブで保護した後絶縁テープで

付け根のカバーで隠れる付近は熱収縮チューブで保護され、カプラーのすぐそばの部分はさらに絶縁テープで念のための補強。

そして・・・

仕上がったETC配線

カバーをカプラー付近にまでもってくると、つなぎ目の見えない一本の配線の出来上がりです。

出来上がったUSB接続のETCを確認してみる

出来上がったUSBから給電されるETCはこんな感じに仕上がりました。

完成したUSB接続のETC

動作確認のために手元にあった8000mAhという少しオーバースペック気味な大きすぎるモバイルバッテリーを接続していますが、もっと小さくて十分だと思います。

通電確認中のETC本体

通電確認してみたところ・・・

あっさりと始動し、作動確認が取れました。

USB給電仕様のETC車載器の使い方を考えてみる

この中古で手に入れたETC車載器は軽自動車用に再セットアップされたという話の四輪用ETCです。

もちろんグレーゾーンな利用方法であり、自己責任における利用となりますので・・・

ハンドルマウントして車体側のUSBソケットから給電

SAなどでバイクから離れる際などには外して持ち歩く方が安全だとは思いますが、

防水ケースに入れたETC

よく見かける防水のスマートフォン用のホルダーに入れて給電は車体から。

こうしておけば繋ぎっぱなしも可能。

スマートフォン用ホルダーに入れたETC

インジケーターも確認できるので、エラーなどの際にも事前に察知できるかと思われます。

ポーチにETC本体を収納し、服のどこかに?

100均などで手に入るポーチなどでも十分にケースとして利用できます。

100均のポーチ

ジャケットの中に忍ばせておいて、音声タイプでのボリュームを最大にしておけば作動確認まで聞き取れるかもしれません。

ポーチに忍ばせたETC

自分は配線長を20cm程度にしてあるので、モバイルバッテリーなどと共にポケットに入れておくか、USB延長コードを使ってハンドルのUSB電源から給電させる。

などとバリエーションが考えられます。

USBから給電できるように加工するメリットは、こういった多様性。

現実的には、

こんなホントに小さいモバイルバッテリーで十分な時間駆動できると思うので、軽くてコンパクトなものをもっておく事が一番かもしれません。

緊急時にスマートフォンの充電にも利用できますし、これであればETCがギリギリ入るサイズのポーチにも一緒に収納できます。

ちなみに、

オーバースペックすぎることは事前にわかっていた8000mAhのモバイルバッテリーで連続動作確認してみたところ、一晩約10時間ほどETCをつなげっぱなしにしておいても残量メモリ4個あるうちの1メモリだけ減った程度でした。日帰りのスケジュールであれば付けっ放しでも心配ないレベルです。

やはり車両側にUSBソケットがあるとしても、

盗難のリスクなどを考えると衣類のポケットに忍ばせておくのが一番安全な使い方。

まとめ

四輪用のETCをバイクに使おうと思ってバイク用に再セットアップしようとしても再セットアップは受けられません。

四輪用のETCを二輪用に再セットアップしてくれさえすれば、グレーゾーンの問題は解決するかと思うのですが、色々とあるのでしょう・・・。

もしくは二輪用のETCが四輪用とまで行かなくてもある程度現実的な価格帯に下がってくれば・・・と思ったりもしますが、需要と供給のバランスから考えてもそれも難しそう。

四輪用のETCを二輪用に使う自主運用することはオススメすることでもありませんが、

乾電池でETCに給電するくらいならUSBから給電した方がよっぽど使い勝手がいいと思います。

バイク全般

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コメント

  1. オラ悟空 より:

    いい記事ですよ!!
    参考にさせていただきます

    • TJ より:

      オラ悟空様
      ありがとうございます。

      作成以降、長時間接続したり色々試していますが、昇圧部分の発熱なども少なく特に問題はなさそうです。